災害ボランティアについて
被災地のボランティア活動は常に危険がともないます。
災害現場でスムーズに行動し的確な判断をするためには日ごろの訓練が必要になってきます。
訓練をほとんど受けていない一般のボランティアでは戸惑ってしまい、なかなか上手く動くことができません。
その理由は現在まで知識、技能不足などによりせっかく被災地に集まってもらったボランティアが活躍できないことが多かった為です。
被災地などでの知識・技能不足は命にも関わるし、他のボランティアにも迷惑をかけてしまう事が少なからずあります。
今ではこの問題を解決するために、災害時に活躍するボランティアの育成をしているボランティア団体などもあります。
阪神・淡路大震災の発生直後には、地震被害のせいで高速道路が崩壊したり線路が寸断されるなど、被災地の交通機関はほとんど使えない状態でした。
その上に通行可能な道路までもが、家族や知人が心配で被災地に駆けつけた人々の車で大渋滞が起きて必要な物資が運べないという状況になりました。
そこで大活躍したのが「バイク」です。
バイクは渋滞の車や瓦礫の山の間をすり抜けて走れるし、特に馬力の強いオフロードバイクが災害の現場では欠かせないことが判りました。
こういった震災の体験を元に、現在ではいろいろな団体が増えて、地域に住む外国人に緊急時の避難方法などを教える活動、災害で交通機関がマヒした場合に備え、都心から徒歩で帰宅してみるウォーキング大会を催したり、市の消防本部の協力のもと、民間のレスキューチーム養成に取り組んでいる団体もあります。
また、日ごろの運転の腕を生かせる災害時にバイクで支援活動を行う団体も増えています。
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